理数系科目専門の個別指導塾【理数舎】京都

理数系科目専門の個別指導塾【理数舎】京都/小学生/中学生/高校生


私たち理数舎の指導に対する基本的な考え方をお伝えいたします。
算数であれ、数学であれ、またその他の科目であれ、問題の答えを導き出すためのプロセスは実に多種多様です。小学校の標準的な問題や中学内容の問題において正解を出すことは、少し力のある子供なら決して難しくはありません。 しかし、良く出来るといわれるそのような子供たちでも「どのようにしてこの式を考えたのか?」「正解にたどり着くまでのストーリーは?」「今書いた式で出てきた数字の単位は?」「出てきた数字は何を求めたの?」等の質問に明確に答えられる人は案外少ないと感じます。

実は、この小学生や中学生の時期に、問題(課題)に向き合うスタンスを身に付けずに「何となくこんな感じ?」で正解を出してしまっている、解答にしか興味のない子供たちが本格的な数学の世界に足を踏み入れた時に、問題を目の前にしてただ呆然と成す術もなく何もできないでいるという姿をよく見かけます。解答だけにとらわれず、解法のプロセスを理解することを意識することが重要です。

数学(算数)は、「思考するプロセス」を学ぶ唯一の学問です。その過程は険しく辛いと感じられるかもしれませんが、五感を研ぎ澄まし、試行錯誤を繰り返し、全力で考え抜くことができれば必ず糸口が見つかります。その時の達成感や充実感はなにものにも代えがたいものになり、その経験自体が財産となっていくことでしょう。

具体的な行動レベルにすると以下のように要約出来ます。

  • あまりパターンにとらわれずに、自分流でいいので日頃からあれやこれやと考えることを心がける。
  • 問題を見てもすぐには解かない。まずは、問題の理解・整理に全力を傾ける。ノートに要点・情報をまとめ、 テキストを閉じてもノートだけで戦えるようにする。
  • 解けなくても解説をしっかり読み、解説のわからないところをチェックする。
  • 理解できれば、自分で必ずもう一度再現する。できれば、3回くらい。

なかなか自分だけで上記のことを常に意識し続けることは難しいことです。また、良い習慣ほど身に付きにくいことも理解しています。だからこそ第三者にアドバイスをしてもらいながら、繰り返し小さい時からそんな意識を持たせるような指導こそが大切だと考えます。
「思考のプロセスを楽しめる」「解らないから楽しい」このようなスタンスが身に付いた時、自然に数学大好き人間になっていることでしょう。またその子供の可能性は無限大に広がり、困難や課題から逃げることなく、きっちりと向き合える人間に成長できると確信しています。